【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第21章 Do you think about me? ☆
赤井side
一つも我慢が効かなかった。
サラに触れると、いつもこうだ。
自制が効かなくなる。
そして今日は、サラをイカせるまですら耐えられず、欲望のまま先に果てた。
サラに触れられるのが嬉しくて、たった2日離れただけで、もうこれだ。
サラをキッチンから下ろしてやると、サラは俺に抱きついてきた。
「赤井さん…」
「ん?どうした?」
「ううん。充電させて?」
そう言ってぎゅーっと俺の身体にしがみついて、サラはすりすりと頬を擦った。
「肉じゃが、作れないぞ」
「んー。」
そしてサラは、名残惜しそうに俺から離れ、また料理を再開した。
じゃがいもの皮を包丁で剥いているサラを見ていると、いつ指を切るんじゃないかとハラハラしてしまう。
「サラ。
危なっかしいな。貸せ」
「えー。大丈夫だよ?」
「駄目だ。
怪我したらどうする」
そう言ってサラから包丁を取り上げると、サラは、むー。と頬を膨らませて言う。
「もう。過保護なんだから」
過保護…散々、ジョディにも言われたが、やっぱり過保護なんだろうか。
だが、サラに小さな傷一つすら、付けたくない。
本当は24時間365日、俺の目の届くところに縛っておきたいぐらいなんだよ。
俺がそんな風に思っていることなんてつゆ知らず、サラはふんふんと鼻歌を歌いながらいびつなじゃがいもを量産していった。