【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第3章 甘い罠 ☆
「キスだけじゃ足りないか?」
「ん……ッ」
負けるのが悔しくて、もれる甘い声を必死に抑えていると、
赤井さんはまた意地悪そうに耳元でわたしに囁いて、耳を舐めた。
「どうしてほしい?」
「っん…」
「言わなければ、俺は部屋から出て行く」
ズルい…こんなにドキドキさせておいて
このまま放置されるなんて耐えられない。
はぁはぁと脈拍が速くなり、わたしは赤井さんの頬に手を添えて、初めてわたしからキスをした。
唇を離すと、唾液が糸を引いて弾けた。
「さ…わって…」
虚ろな目でそう訴えると、赤井さんはシャツの下からわたしの服の中に手を滑らせた。
「ぁ…っ…」
ゆっくり焦らすように手が上へ移動され、右のふくらみをゆっくりと揉んだとき、わたしの身体はびくんと大きく跳ねた。
「ああっ…」
「サラ…」
耳元で名前を呼びながら、赤井さんの手がわたしの膨らみをじっくりと確かめるように触れる。
「は…っぁ……」
触れられたところから溶けていきそうで、わたしの中から欲望が溢れ出てくる。
どうして、わたしに触れるの?
少しでも、愛しいと思ってくれてる?
聞きたくても聞けなくて、ただ赤井さんの名前を呼んだ。
「赤井さ…」
「ん?」
すきです
そう言いたいのに言えない。
無くしてしまうのが怖いから、最初から欲しがらなければいい。そう思うから。
だけど、彼があまりにも優しく触れるから、固まった心が溶けていく感覚がした。
はぁ…と息を吐いた赤井さんは、
わたしのシャツのボタンを途中まで外し、双丘を露出させる。
自分の身体を見られてると思うと、またゾクゾクと快感が襲ってくる。
赤井さんは、片方の胸を揉みながら、もう片方の突起に舌を這わせた。
「っああああ」
赤井さんの舌が突起を潰すように這い、
そして同時に くちゅ… といやらしい音が響く。
「サラ…可愛い」
わたしの反応を見て赤井さんはわたしの頰にキスをする。
「きもち…い…」
「煽るなよ。止まらなくなる」
赤井さんは片眉を下げて少し笑ってそう言い、
わたしの太ももを撫でながらショーツに手をかけた。