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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第19章 pure ☆




「ちょ…スピード違反で捕まるよ??」

「そんなヘマ、俺はしない」


そう言いながら赤井さんはさらにアクセルを踏み、わたしはまるでジェットコースターに乗ってるみたいな気分になる。

着いたのは、警察庁


「警察…?」

「あぁ。ここで獲物を捕らえる」

「警察って言えば、安室さんもいるのかな?」


わたしが何気なく言った一言に、赤井さんの眉がピクリと動く。


「さあ。いるんじゃないか?」


なんだか少し投げやりにそう言う赤井さん。


「こんな時間まで仕事してるなんて、大変だね。
安室さん、一体いつ休んでるんだろ。
そのうち身体壊しちゃうよ。」

「どうしてあいつの身体の心配をお前がする」

「へ?いや、だって。
一応、バイトの同僚だし」


そう言うと赤井さんは停めた車のハンドルから手を離し、わたしの頬に当てた。


「お前は、俺の心配だけしていればいいんだよ」

「ふふ。赤井さん、心配することなんてひとつもないもん」


赤井さんはいつもパーフェクトだから、
赤井さんは絶対大丈夫っていう安心感があるんだよね。

一体何を心配すればいいの?と笑ってしまうと、赤井さんは不満気に言う。


「…面白くないな」

「え…」

「お前が俺を見ていないのが面白くない」

「何言って……っん…」


わたしが目を見開いて何か言おうとした時、赤井さんの唇がそれを塞いだ。

10秒口付けて、ゆっくり離してわたしを見つめる彼。
その視線に射抜かれて、死んじゃいそうになる。

赤井さんは、一度だけじゃ満足せず、また角度を変えてわたしの唇を奪いにくる。


「ま…待って…仕事中でしょ?一応」

「うるさい」

「集中できないよ…大事な仕事なのに…」

「仕事と同じぐらい、お前も大事なんだよ」


そう言って、赤井さんはわたしの唇を奪った。
もう…そんなこと言って、わたしを夢中にさせる天才?

赤井さんにとって仕事がどれだけ大切なのか、よくわかる。
それと同じぐらい、わたしのことも想ってくれているの?


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