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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第19章 pure ☆


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本章は純黒の悪夢の内容を含みます。
描写でわかりづらい場所あるかと思いますが、ぜひ映画を観てからご覧いただければ…
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ある日の夜、わたしは赤井さんと都内をドライブしていた。

ドライブといっても、特に行き先はなく、車に乗って2人で他愛ない話をして、ラジオから流れてくる洋楽をわたしがふんふん歌って、赤井さんがそんなわたしをまるで保護者の眼差しで見てくる。


そんな、平凡なデートが、赤井さんと一緒だといつも特別な日になる。


「あ、この曲好き」


カーラジオから流れてきたのは
You'll Be In My Heart


「ホォー。ちらっと聞いたことはある気が」

「歌詞が素敵なの。
赤井さんに歌って欲しいくらい」


そう言われると、赤井さんはラジオから流れるその音楽に耳を傾けた。
歌詞を聴くと、赤井さんは眉を顰めて言う。


「なかなか恥ずかしい歌詞だな」

「え?赤井さんいつもこんなこと言ってるよ?」

「絶対に言ってない」

「言ってるよー!」


そんなバカみたいな言い合いをしていると、赤井さんのスマホが鳴った。


「ん?悪い。ちょっと停めるぞ」


そう言いながら赤井さんは綺麗に車を駐車し、スマホを見た。
こんな時間に誰だろう?
そう思っていると、赤井さんはスマホを目を丸くしながら見て言う。


「ジェイムズから指令が入った。
お前を降ろしに帰ってる時間はないから、このまま行くぞ」

「はぁい」


なんだ仕事か。

本当に、赤井さんは仕事第一だ。
呼ばれれば深夜でも駆け出していくし、寝食忘れてずっと捜査資料読んでる日もある。

わたしはそのうち、仕事ばかりだね?とか、わたしと仕事どっちが大事なの?とか言うようになるんだろうか。


でも正直、仕事をしてる赤井さんはかっこよくて多分一番輝いてる。
悔しいけど、わたしと仕事だったら、仕事をとって欲しい。

それぐらい、FBIの赤井さんが好き。


ぼんやり、そんなことを考えてると、赤井さんはハンドルをギュルルルと回し、アクセル全開にして夜の道路を爆走し出した。


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