【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第16章 花束 ☆
サラは俺の答えを待つ前に、自分の話をした。
「わたし、家族との記憶ってほんとに小さい時しかないんだけど、もしわたしが将来子供産むなら、自分のママみたいな母親になりたいな」
サラはそう言ってまた花びらをちぎった。
「けど、もし今子供できても、子供が可哀想かも」
「…まぁ、2人とも世間的には死んでる身だからな」
「それもあるけど。
…わたしは赤井さんが一番好きだから、子供は2番目になっちゃうよ。」
サラはそう言いながら、困ったように笑った。
俺はそんなサラが愛しくて仕方なくて、思わずサラの首筋にキスを落とした。
ぴくっとサラの身体が反応して、それを誤魔化すみたいに言葉を続ける。
「それとも、子供ができたら赤井さんは2番目になるのかな」
「…それは困るな」
「ふふ。」
意地悪を言ってみて、俺が少しでも焦っているのを見て楽しんでいるサラを、今度は俺が虐めてやろうと、後ろから抱き締めているサラの身体に手を這わせ、両手で胸を揉みながら首筋を吸った。
「や…っ…なに?」
「試してみるか?俺と子供、どちらが1番になるか」
「待って…冗談だよ…」
そう言いながらも、俺の手を振りほどこうとしないサラを見て、俺は容赦なくそのまま胸を弄りながら後ろからサラの唇を奪った。
「んっ…」
湯気がたって、頬が火照る。