【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第15章 Time after time ☆
飲みやすい日本酒はどんどんペースが速くなり、サラの顔がだんだん桜色に変化していく。
「ふー。お腹いっぱいー!」
「じゃあ、酒もこれで終わりだな」
「やだあ!まだ飲む!」
料理が全部下げられても、サラは酒器と猪口だけは死守して飲み続ける。
サラが潰れるところをあまり見たことはなかったが、こいつはなかなかの酒乱らしい。
「赤井さんー!全然飲んでないじゃないー」
「飲んでるよ」
あまり飲み過ぎると、勃たなくなるんだよ…
と、もうこの後寝る前にサラをもう一度抱く気満々の俺は、ちょっとずつ酒の量をセーブした。
「わたしだけなの?」
「ん?」
「わたし、楽しくてお酒が止まらないの初めてなんだよぉ?
こんなに幸せなの、わたしだけ?」
サラはだんだん回らなくなってきた呂律でそう言うと、向かいに座っていたはずがいつのまにか俺の隣に来て、横にぴったりとくっつきながら俺の猪口に酒を注いだ。
浴衣越しに胸があたり、左肘に全神経を集中させる。
思えば、さっき風呂に入って浴衣を着たから、もしかしてこの下は何もつけてないんじゃないか。
そう思うと、今すぐサラをベッドに連れて行って、触りながらゆっくりと脱がせたい衝動に駆られる。
とりあえず注がれた酒を、これで最後だとぐいっと飲み干すと
「サラ…そろそろ寝よう」
サラを誘惑するように、ワザと耳元で低い声でそう言うと、サラは俺をじっと見て言った。
「ここで、しよ?」
そう言いながらサラは、俺があぐらをかいて座る上に跨った。
「お前、相当酔ってるな」
「酔ってないよ」
そう言いながらサラはいつもより妖美な雰囲気で俺の口内に舌を入れてきた。