【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第15章 Time after time ☆
赤井side
風呂から上がって浴衣を着ると、ちょうど部屋に夕食の懐石料理が運ばれてきた。
「うわあ。美味しそう…」
豪華な料理を見て目を輝かせるサラに、俺はからかうつもりで冗談を言う。
「お前も十分美味かったけどな」
「もう!」
顔を赤くして、俺の肩をパシッと叩きながらそう言うサラ。
その、 もう! ってのが最近の俺のツボらしい。
テーブルに向かい合って座ると、サラの浴衣姿を改めて目に焼き付ける。
前がほんの少しはだけていて、屈むと谷間が見える。
さっきまで散々触っていたのに、柔らかくて気持ち良さそうなそれをまた触りたくなってくる。
昂った気を収めようと、タバコに火をつけると、サラが日本酒の入った酒器をこちらに傾けながら言う。
「赤井さん、飲むでしょ?」
普段あまり日本酒は飲まないが、サラが注いでくれるなら飲む以外の選択肢はない。
俺は猪口を手に取り、サラに酒を注いでもらうと、グッと喉の奥に流し込んだ。
「お前も」
そう言ってサラから酒器を取ると、サラの猪口に注いでやる。
サラは両手で猪口を持ち、つうっと一口で飲み干した。
浴衣と相まって、やけに色っぽく見えた。
「んー!洋酒もいいけど、日本酒も美味しいね。」
そう言ってサラは、おかわり。と言わんばかりに俺に猪口を差し出す。
「あまり、飲みすぎるなよ」
とか言いながら、サラにちょうだいと言われて断る強い意志は持てず、言われるがままに酒をサラの猪口に注いだ。