【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第15章 Time after time ☆
仕方ないと潔く諦めたわたしは赤井さんが部屋の中で待っている間に、脱衣所で服を脱ぎ、先に湯船に浸かった。
お湯が乳白色なのが、唯一の救いかも。
ぱしゃ…とお湯をすくって遊んでいると、お風呂のドアが開いて、後ろに人の気配がする。
赤井さんが入ってきてるのを、わたしは手元にお湯をかき集めながら、ドキドキと気配をたどる。
背中があつくて焼けそう。
ちゃぷ…と赤井さんが浸かると、お湯の水位が少し上がった。
赤井さんの膝が、わたしの両脇にあって、赤井さんの両腕がわたしの腕のすぐ隣にある。
まるで赤井さんの身体全部に包まれているみたいなこの体制に、ドキドキと鳴る心臓を必死に抑えていると、赤井さんの腕がわたしの身体を後ろから捕まえた。
パシャ…と水音がしたと同時に、わたしの背中に赤井さんの肌が密着する。
「あ…」
「サラ…」
赤井さんの声が耳元で響く。
やっぱり、2人でお風呂なんてハードルが高すぎた。今にも心臓が止まりそう。
「今日、楽しかったか?」
そう言いながら、赤井さんはわたしを後ろから抱っこするみたいに、赤井さんの身体の方へ倒した。
なんか、赤井さんの逞しい腕が心地よくて、ちょっと気持ちいい。
「すごく楽しかった。
ポアロでバイトしてる時の5倍の時間の速さだったよ」
「まあ、少しわかる」
「今日ね、女の子達に 彼女と来てるからって言ってくれてたでしょ?…あれ、嬉しかったよ。すごく」
赤井さんの肩に頭を寄りかからせてそう言うと、赤井さんはわたしのこめかみにキスをした。
「お前はものすごい顔でこっちを見ていたな」
「知ってたの?!」
「ああ。」
「もう!わたしの反応みて楽しんでたんでしょ?」
そう言って振り返ると、赤井さんの優しい目がこっちを見ていて、視線が重なった。
「可愛い顔をしていた」
そう言うと赤井さんは、わたしの頭を引き寄せて、唇を重ねた。
パシャ…とわたしの身体が動き、水が跳ねる。
「ん……っ…」
後ろからぎゅーっと抱きしめられながら、キスを繰り返していると、赤井さんの手が徐々に胸の方へ伸びてきた。
そして、赤井さんの舌がわたしの口内に侵入したと同時に、赤井さんは両手でわたしの双丘をやわりと揉んだ。
「やっ…ぁ…ダメ…ご飯来るよ…」
「まだ1時間もある」