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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第15章 Time after time ☆




観光を終えて、今日泊まるホテルに着いた。

有希子さんから高級ホテルと聞いていたけど、ホテルというより高級旅館で、立派な日本庭園のある宿だった。

そして通された部屋は露天風呂付きのスイートだ。


「わあー!!!すっごく良いお部屋じゃない!」

「有希子さんに感謝だな」

「ほんと!それに夕食はお部屋で食べるから、赤井さんサングラス外せるね」

「外してくれるか?」


赤井さんがわたしに、 ん。 と顔を少し近づけた。
わたしはそっと手を伸ばしてサングラスに手をかけ、ゆっくりと外すと、じっとこちらを見つめる瞳と目があった。

ドキッと胸が鳴ったと思ったら、赤井さんはわたしの唇を奪った。


「ん…っ…」

「旅行は楽しいが、外だとお前に触れられなくて辛いな」

「外でも…触って良いのに」


そう言うと赤井さんは少し目を丸くしてこっちを見て、口角を上げながら言った。


「なら、明日は容赦しない」

「あか…んっ……ぁ」


わたしが名前を呼び終わる前に赤井さんの舌がわたしの舌の上を這う。
痺れを切らしたように容赦なく押し寄せるキス攻撃に、わたしは応えるのに必死だ。

ひとしきり、キスを堪能した赤井さんは満足そうに言った。


「さて。夕食まで時間があるし、風呂でも入るか」

「せっかくお部屋にあるしね!先に入って良いよ!」


わたしは赤井さんが出てくるまでベッドで今日撮った写真でも見てよーと思っていたら、赤井さんはわたしの服を後ろから捲し上げて言う。


「一緒に入るだろ?」

「ええっ!?やだ!!」


わたしは咄嗟に赤井さんを押しのけて服を直す。
その態度に少し傷ついたように赤井さんがわたしを見た。


「あ…だって…真っ裸だし…」

「何度も見てる」

「…2人一緒に全裸からお風呂に入るなんて恥ずかしくて無理!」

「あー。じゃあ、俺が先入っているから後から入ってくるか?」

「…もっとやだ!わたしが先に入る!」


ハッと気づいた時には遅く、わたしはまんまと赤井さんの策略にはまった。


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