第13章 ベイビー・アイラブユー　☆

ピクッと身体を反応させると、赤井さんはわたしの耳元で囁く。


「もう濡れてる」


そう言うと赤井さんは、ショーツの隙間から中に指を侵入させ、わたしのとろりと滲む蜜をすくう。


「ひゃ…ぁっ…ん」


ただ指でなぞられるだけで意識が飛びそうなぐらい気持ちいい。

そして赤井さんの指がぬぷ…と入り口にあてがわれ、そのままゆっくり中に侵入した。


ズプッ…ズズズ…


「っあぁぁあッ…きも…ち…い」

「気持ちいい？」

「ん…赤井さ…ん…好き…」


何度好きと言っても足りないよ。

わたしが気持ちよさそうに喘ぐたびに、ゆっくり、じっくりと赤井さんの長い指が出し入れされる。
その度にだんだんと水音が深く、卑猥に響いてくる。


じゅぷ…ズプ…グチュ…


「ああっ…」


快感に身を捩らせると、赤井さんの指の動きが止まった。


「赤井さん…？」

「サラ…一度しか言わないから、よく聞け」


赤井さんがわたしの目をじっと見ながらそう前置きした。
わたしが何？と首を傾げようとした時、
わたしのナカに赤井さん自身が侵入してくる。


ズズズ…


「やっ…ぁあぁっ…」


不意打ちの挿入に、息が上手くできないでいると、赤井さんは全部腰を埋めたあと、繋がった状態でわたしの頰に手を添えて、じっと目を見て言った。




「愛してる」





涙が溢れた。