【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第12章 BlueDaisy ♪
赤井side
クソ…あいつ、油断も隙もない。
サラはサラで、全く気づかずにバーボンにいいようにされているし、あろうことが俺の大切なサラの胸を触ろうとまでしていた。
あれに触れられるのは俺だけの特権だ。
誰にも譲る気はない。
早くサラを連れて帰りたい。
子供たちの監視役なんて、とんでもない。
サラがバーボンに触られないように監視するので手一杯だ。
はぁ。とため息をついてそう思っていると、となりにすとんと誰かが座った。
「沖矢さん、これ。」
見るとサラが、サイダーを二本買って、一本をこちらへ手渡してくれた。
覗き込む形で俺に渡してくるから、水に濡れて、雫が谷間についているのに釘付けになりながら、俺は平静を装いそれを受け取る。
そういうところが隙だらけだなんだよ。
そんな事を思いながらサイダーに口をつけると、サラはふふっと笑う。
「今度は、2人で来ようね。出来れば素顔で」
足を三角座りにして、膝の上に自分の頬を乗せながらこちらを上目遣いで見てそう言うサラが愛しくて、俺はわざとパラソルの角度をプール側に向け、人に見られないようにするとサラの手を引き、強引に唇を重ねた。
ゆっくりと離すと、サラは顔を赤くしながら俺を見て、
「反則だよ…」
と言った。反則なのはそっちだろう。
よく見るとサラの鎖骨や胸には俺がつけた痕がいくつかついていて、今になって つけていて良かった。と心底思った。