【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第82章 ひまわりの約束 ☆
夕食の後シャワーを終え、ベッドルームに向かうと秀一はベッドでPCを開いて作業をしていた。
「仕事?」
「あぁ。でも、もう終わった」
パタンとPCを閉じた秀一。
ベッドに入ったわたしの肩を抱き、頬にキスをした。
「感謝してる」
「?」
「今日、一緒に来てくれてありがとう」
そう言いながら髪を撫でて次はおでこにキスを落とした。
「秀一が来てって言う場所なら、どこへでもいくよ?」
「ホォー。どこへでも?」
「うん!アメリカでも、北極でも、宇宙でも!」
わたし的にはちょっとボケたつもりなのに、秀一はスルーして甘い雰囲気を作り出す。
「なら、こっちにおいで?」
両手を広げながら、甘く低い声でそんなことを言われると、催眠術にかかったかのように、身体が秀一の腕の中へ吸い寄せられた。
ぎゅっと抱きしめられ、耳たぶにキスをされながらそのまま耳元で囁いた。
「約束通り、今夜は寝かせない」
「っ…ん…」
低くて甘い大人の声にゾクッと身体を揺らすと、わたしの全身の力がみるみるうちに抜けていく。
すでにふにゃふにゃになってるわたしの全身。
秀一は更に骨抜きにしようと、首筋、鎖骨、胸元へと舌を這わせる。
「っん…」
夫婦になっても相変わらず彼に触れられたところが溶けていくぐらい熱くなる。
やっぱりわたし、秀一のこと大好きなんだな…
彼のくれる愛撫を受け止める度に、わたしの奥からとろりと蜜が溢れるのを感じた。
「…お前、また俺の服を勝手に着て…」
パジャマがわりに勝手に着ている秀一のシャツ。
そのボタンを一つ一つ外しながら、秀一はわたしの髪を撫でた。