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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第80章 Marry's Song ☆




わたしを抱きしめる彼の背中に手を回し、ぎゅっと抱きしめ返すと涙が出てきた。


「ごめん…っ…ごめんね、赤井さん」

「悪い。謝らせたいわけじゃないんだ…」


そう言うと、赤井さんはそっと身体を離してわたしの頬を手のひらで包むと目を見つめて言う。


「思い出してくれて、ありがとう」

「っ…わたしも…信じてくれてありがとう…」


相変わらず泣き虫なわたしを、赤井さんは片眉を下げて笑いながらまた抱きしめてくれた。

そして耳元で、また愛を囁く。


「I Love you. Always have Always will」






結局、シャワーを浴びる暇もなく赤井さんと身体を重ねたわたしは、少しの間彼の腕枕で微睡んだあと、ゆっくりと身体を起こした。


「シャワー浴びたい…」


そう言ってベッドを出ようとするわたしの腕を赤井さんが掴んだ。


「?どうしたの?」

「嫌だ。離れたくない」


まるで小さな子供みたいにわたしに縋る彼が、なんだからしくなくてきゅんとした。


「赤井さん、あまえんぼなの?」

「それでもいいから。行くな」


赤井さんはわたしの腕を引き寄せて、腕の中にギュッと閉じ込める。


「でも、シャワー浴びないと…赤井さんとベッドで寝るのに汚いまま眠れないよ?」

「さっき散々身体を重ねたんだ。
今更何言ってる」


そう言ってまた覆い被さって、首筋に顔を近づけてくる赤井さんを、わたしはまた慌てて押し戻す。


「待って待って!赤井さんが気にしなくても、わたしが気にするの!」

「何を気にすることがある」


たまに、本当にごくたまに、赤井さんに日本語が通じないことがある。
そんなの説明しなくてもわかってよ!と心の中で叫びながら、わたしは赤井さんに説得を試みた。


「っ!だって、プロポーズされた日だよ?!
一生忘れられないじゃない!
さっきは勢いに押されて最後までしちゃったけど…
綺麗な身体で一緒にいたい…」

「…わかった。」


よかった。納得してもらえた…
ホッと胸を撫で下ろし、タオルを持って脱衣所へと向かうわたし。


「すぐにシャワー浴びて…


そんなわたしに、赤井さんは別の提案を繰り出した。


「俺も一緒に入る」

「…へ?」




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