第9章 本能☆

赤井side


完全に力が入らないサラを抱き上げ、バスルームに連れていくと、シャワーを出し、ちょうどいい温度になったところで、サラの顔や身体にかけた。

顔についた精液を、シャワーを当てながら指で擦ってやったが、流石に身体を俺が洗うとまたサラの中に突っ込みたくなるのでマズイ。


「身体、自分で洗えるか？」


そう聞くと、サラはコクリと頷いて、ボディソープを身体につけて、自分の手で身体を洗った。

たぶん、その様子を見てしまったらまた欲情してしまう。と危険を察知した俺は、自分の身体をささっと洗い流すと、サラを置いて先に脱衣所に避難した。

かろうじてボクサーを履いた状態で、上がってくるサラを拭いてやろうとバスタオルを構えて待っていると、サラがゆっくりとバスルームのドアを開けた。

サラの身体を見ないように、バスタオルをサラの身体に巻いてやり、バスローブを探すが見つからない。


「しまった。上か。」


仕方ない。と、脱衣所に置いてあったサラのワンピースのルームウェアを着せてやり、サラをまた抱き上げると、サラの部屋のベッドに運んだ。


「今日はこっちで寝るの？」

「ああ。俺の部屋のシーツは洗濯中だからな。」


そう言ってサラのベッドに俺も入ると、サラの匂いに包まれてクラクラする。