【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第76章 それを愛と呼ぶなら ☆
思わず見惚れていると、その赤井さんのセクシーな瞳とパチッと目が合った。
また心臓が大きく跳ねたわたしは、それを誤魔化すように目を逸らして笑って自分の髪を耳にかけた。
「…ふ。びしょびしょだね…」
「お前もな…」
その言葉とともに赤井さんの腕がわたしの方へ伸びてきて、頬に触れた。
同時にドキドキドキドキと心臓の鼓動が速くなり、息が上手に出来なくなる。
そんなわたしを見透かしたかのように、赤井さんの目がわたしの瞳を捉えた。
そして視線を重ねたまま言葉を交わす代わりに、2人の唇が静かに重なった。
わたしの心臓も同時に撃ち抜いて。
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