【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第69章 守りたい人 ☆
騎乗位で一生懸命に腰を振るサラが愛しくて、夢中でその匂いを嗅いでいると、快感が上り詰めて頂点に達した。
「イク…」
「あっ…ぁ…わたしも」
はあはあと吐息を重ねながらキスを繰り返して、2人同時に身体を震わせて絶頂を迎えた。
俺の全てが、サラの身体に流れていくこの感覚は、何度経験しても最高に愛しい瞬間だと思う。
それはサラも同じなようで、俺の首に腕を回してぎゅっとしがみつきながら、未だ小刻みに揺れる身体を必死に落ち着かせている。
どこにもいかないで。
サラはこの時そう言ったけれど、俺も言えば良かったと思った。
サラに、どこにも行くなと。
俺はいつも、伝えるべきことを言葉にせずに後からいえば良かったと後悔する。
そんなことを、一体何度繰り返すんだと
後に俺は何度も自分を呪うことになることを、この時は知る由もなくただ愛しい彼女の身体を抱きしめていた。
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