【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第69章 守りたい人 ☆
わたしが全部言い終わる前に、赤井さんの手がわたしの胸の上に這い、思わず身体がのけ反った。
「ま、待って…ダメだよ…これ以上はだめ。キスまで」
「どうして」
「看護師さんが診に来るかもしれないでしょ?」
ベッドに2人で寝てる時点でアウトな気もするけど、その上最中を見られでもしたら2度とこの病院にお世話になれない…!
そんな心配をするわたしを抱き上げた赤井さん。
悪びれもなく仰向けに寝た自身の上にわたしを跨らせ、またわたしの胸を揉んだ。
「ちょっと、聞いてましたか?わたしの話」
「問題無い。何かあればナースコールを飛ばすからと看護師には言ってあるし、この病室の前にはFBIの仲間が交代で見張りに立ってくれている。
誰も入って来んよ」
「…え、部屋の前に赤井さんの同僚がいるの?」
「あぁ」
「じゃあ尚更ダメだよ!声とか音とかで何してるかバレたらどうするの?」
「それは、お前が我慢すればいいだけの話だ」
そんな無理難題をわたしに押し付けた赤井さんは、わたしの服の隙間から中に手を滑らせ、ブラのホックを器用に外した。
「っ…ダメって、言ってるのに…」
そう言いながらも、赤井さんの手の動きをドキドキしながら追っている自分がいる。
彼の指先がわたしの胸の突起をツンと弾いたとき、思わず漏れた声を慌てて手で塞いだ。
「あっ…んんっ…」
「フ…偉いな。自分で我慢して」
「っ…だって、すぐ外に人が…っん」
いつもと違う環境が妙にドキドキして身体が疼くわたしに、赤井さんは意地悪な顔をして言う。
「サラ、今日はサラがリードしてくれ。」
「えっ!」
「怪我のせいで、思ったように動かせないんだ。
間違って痛い思いをさせたくない」
そう言いながら、わたしの髪を撫でて首筋にキスをする赤井さん。
ピクッと身体を跳ねさせながら、わたしはその要求を飲むことにした。
「…わかった」
赤井さんのお願いとあらば、聞かないわけにはいかず。
わたしは彼の身体に跨ったまま、ゆっくりと首筋に顔を近づけた。