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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第66章 あなたの犬 ☆




結局、あそこがどういう場所だったのか教えてもらえないまま、数日後


「ただいま」

「おかえり!沖矢さん、今日は早いね!」

「あぁ。事件の調査がようやくひと段落したからな」


あのキャメルさんの恋人役をやった日から、相変わらず赤井さんは忙しくしていて、今日は久しぶりに早めのご帰宅となった。


「待ってね、今からご飯の準備を…」


そう言ってキッチンに再び向かおうとするわたしの腕を、沖矢さんが掴みそのまま壁を背にトン…と押し当てられる。

ドキッと胸を高鳴らせていると、目の前で沖矢さんの変装を解き、赤井さんの素顔がわたしの瞳を捕らえた。


「その前に、お前を食べたい」

「っ…赤井さ…っ…ん…」


名前を呼ぶのを最後まで聞かずに唇で唇を塞ぐ赤井さん。

このままベッドに連れてって、赤井さんの力強い腕に抱かれて…なんて、心の底から期待してる自分がいる。


一度唇を離し、そしてもう一度重ね、ゆっくりと離して見つめ合い、赤井さんがため息混じりの声で言う。


「悪いな…止まらない」

「っ…やめないで」


わたしのやめないでを聞いた赤井さんは、今度は濃厚なキスをまた始めた。


「んんっ…ん…」

「っ…サラ…」


お互いに求め合うように唇を重ねて、舌が絡んで音が弾け、はあはあと吐息を繋ぎながらベッドルームへと移動しようとしたまさにそのとき




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