第66章 あなたの犬　☆

狂うほどイカせられ、もう絶対感覚麻痺してる…

そう思いながら、赤井さんにされるがままベッドに寝かされ、脚を広げられた。

後ろから激しくされるのかなと思っていたけど、前から赤井さんが入ってくる。

さっきあんなに強い刺激を受けた後なのに、ちゃんと気持ちいいのかな…
一瞬でもそう思った自分がバカだった。


ズプッ…と音を立てて赤井さんが入ってきた瞬間、身体中に電気が走ったみたいにゾクゾクして、思わず赤井さんに抱きついた。


「サラ…」

「っ…どうして…」

「？」


わたしから思わず出た言葉に、赤井さんは首を傾げた。

わたしは赤井さんの腰の辺りに足を絡めてホールドしながら、赤井さんの瞳を見つめて続ける。


「変だよ…どうして…
赤井さんと一つになるのが1番気持ちいいの…？
さっきよりもずっと、気持ちよくて幸せ…」


そう言うと涙が溢れて、また赤井さんに抱きついた。


「サラ…俺も、お前とこうしてる時が1番幸せだ」

「っ…赤井さん以外の人と恋人のふりして思ったの。
やっぱり、赤井さんじゃないとだめ」

「サラ…」

「だめなんだから…っ…すき…」


そう言うと赤井さんはわたしの口をキスで塞いだ。

舌を絡めて何度も唇を重ねて、そしてたまらず赤井さんの腰が前後に動き出す。


「っんっ…ぅんっ…ぁ…かいさ…っん」

「っ…ん…サラ…好きだ…」

「っ…わたしも…」


見つめ合って、何度も好きと言い合いながら一つになっている時間を愛でるわたしたち。