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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第65章 恋人はアンドレキャメル!?




赤井side


俺は今、ここ数日で1番不機嫌かもしれない。

このところ忙しくしていて、サラが眠りに入ってから帰宅することが多かったのだが、今日は久しぶりにサラと一緒にベッドに入ることができた。

サラの気持ちよさそうに眠る顔を眺めては、何度そのまま抱いてしまおうかと考えては思いとどまったことか。
何なら、サラをオカズにして一人で抜いてしまったこともあった。

そんなここ最近の我慢の反動からか、サラが頬にキスしてくれたことだけであっさりとスイッチが入った俺。


頬へのキスだけじゃ足りない。と、何度も唇を重ねて、舌を絡め、今日はサラと幸せな時間を夜通し過ごす気満々だった。

胸に触れながらサラの可愛い反応を見て、あぁ、次はどんなふうに可愛がってやろうか。
どこをどう、愛してやろうか。

はやくひとつになりたい。
サラを腕の中に抱いて、何度もキスしてそのまま一緒に幸せの高みに昇りたい。

頭の中はサラを愛でることしか無く、夢中になって服を脱がせた。

そして、目の前に現れた宝物のような素肌に舌を這わせようとした。

まさに、そんな幸せ満開の瞬間だったのに。

そんな、尊いひとときを邪魔する奴は一体誰だ。
許さん…


と、怒りを露わにしながらインターフォンのモニターを付けて画面を睨むと、そこには俺のよく知った顔がある。


「…キャメル…」

「あっ…赤井さん。
夜分遅くに本当に本当に申し訳ありません。
緊急で、赤井さんにご相談とお願いがあって伺いまして…」

「…キャメル」

「はいっ…」

「…お前は俺の人生で1番尊い時間の邪魔をしたんだ。わかるな?」


今まで任務の中でどんなミスをしてもキャメルに怒らなかった俺が、明らかに目に見えて怒り狂っているのを見て、キャメルは画面越しにあわあわと震えている。


「あっ…あの、す、すみません…」

「話は明日聞く。今日は帰れ」

「えっ…で、でも!」

「キャメル。これ以上俺を怒らせるな」


そこまで言うと流石のキャメルもしょんぼりと下を向いた。


「わかりました…夜分に本当にすみませんでした…」


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