【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第63章 緋色の不在証明 -後編-
朝日が差し込んで眩しい光が顔に当たった気がした。
結局昨日は一度も目を覚ますことなくあのまま熟睡したわたし。
「ん…」
ゆっくりと目を開けると、すぐ前には赤井さんの顔が合って、目をばっちり開いたまま私の顔を眺めていた。
「わっ!あ、赤井さん!」
「おはよう」
目覚めていきなり目の前に大好きな顔があり、思わず大きな声を出すわたしを、赤井さんは至って冷静に眺めながら髪を優しく撫でる。
「早起きだね…赤井さん…
わたし、変な顔して寝てたでしょ?」
「いや?
早起きというか…まぁ…」
「?なに?」
「いや?なんでもない」
「そう?チェックアウト、何時だっけ…」
赤井さんの意味深な反応に首を傾げながらも身体を起こし、時計を見ようとしたわたしを、赤井さんは後ろから抱きしめてまたベッドへ押し倒した。
ドサッ…
「っ…え…?」
「抱きたい」
真顔でわたしの目をじっと見つめながらそんなことを言い出す赤井さんに、わたしはあたふたしながら真意を問う。
「は??え??あ、赤井さん??」
「一晩中ずっとこんな格好でくっつきながら寝て…
どんな拷問より辛かった…」
悩ましげに眉を下げてそう言いながら、赤井さんはわたしのバスローブの紐をしゅる…とほどいていく。
そんな、色気たっぷりな顔で言わないで…
「あっ…ま、待って…」
「待たない…一晩中待ったからな」
そう言いながら、バスローブを開いた赤井さんは目の前に飛び込んできたわたしの双丘をじっと見つめたあとゆっくりと顔を近づけてくる。
「あっ…」
谷間に顔を埋めて、胸の内側に赤い痕をつけた赤井さんは、そこから舌を這わせて真ん中にある突起に吸い付いた。
ぢゅ…っ…ちゅぷ…
「っん…ぁッ…」
「ん…気持ちいいか?」
「うん…気持ちい…ッ」
「可愛い」
口角を上げて、挑発的に笑った赤井さんはわたしの目を見つめながら胸を責め立ててくる。