【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第62章 永遠の不在証明 -中編-
こっちを向いて欲しくて名前を呼ぶと、あっさりと引っかかってこちらに首を傾げるサラ。
俺はそんなサラの唇に自分の唇を重ねた。
「んっ…」
不意打ちのキスにサラから吐息が漏れて、ゆっくりと離すと顔を真っ赤に染めながら俺を見つめてくる。
「丸見えだよ…さっき、家族連れがこっち見てた…」
「どうせ、もう二度と会わない人間を気にしてどうする。
サラとこうしている方が重要なんだ。」
「っ…そんなこと言って、知り合いに見られてたらどうするの…っん…」
御宅を並べるサラの口をまた塞いで、次に電話がかかってくるまではこのまま…なんて思いながら、サラに何度も何度もキスを注いだ。
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