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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第61章 永遠の不在証明 -前編- ☆




「え、でもいつもずっと一緒にいるわけじゃ…」

「サラに何かあったら、すぐに駆けつけられる距離に居たいんだ。
名古屋から東京だと、どんなに車を飛ばしても3時間はかかる。
それならずっと俺の隣にいてくれた方が安心だ」


そう言いながら、沖矢さんはわたしの頭をぽんぽんと撫でた。

キュンと胸が高鳴って、大事にされているのが嬉しすぎて、思わずわたしからキスをしようと身を乗り出した。

ちゅ…と軽く触れるだけの拙いキスをしたわたしに、沖矢さんは微笑みながら言う。


「君のキスは、いつも可愛いな」

「大人のキスだって、できるもん…」

「ホォー…なら、今試しにやってみてもらえるかな?」


そう言いながら、沖矢さんの顔がまたゆっくりと近づいて来て、あ…大人のキス…ここでするんだ…と身構えてドキドキ心臓を鳴らしていると


ピコンッ


赤井さんのスマホからメッセージの受信音が鳴り響いた。


「残念。帰りまで大人のキスはお預けだ」


余裕の笑みを浮かべてそう言った沖矢さんは、スマホに届いたメッセージを確認するや否や、


「ちょっと、飲み物でも買ってきます。
いい子で待っていてください?」


そう言ってわたしのほっぺにキスを落とすと、運転席を降りて近くの自販機に向かって行った。




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