【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第61章 永遠の不在証明 -前編- ☆
そんな赤井さんの横顔を見つめていると、きゅんとときめいて苦しい。
仕事をしてる赤井さんって、いつもに増してかっこいいんだよね…
ライフル撃つ瞬間が1番だけど、今みたいにPCを睨みながら頭の中で色々整理してそうな顔や、何か閃いた時の自信たっぷりな表情。
そんな赤井さんを観察してはきゅん。を繰り返していると、だんだん構って欲しくなってくるのが彼女としての性だ。
「ねぇ、赤井さんー」
赤井さんの腕をぎゅっと抱きしめて甘えるように寄りかかってみるけど
「ん」
と、気のない返事だけが返ってきて、未だに赤井さんの目線はパソコン画面。
振り向いてすらくれないことに、むーーっと顔を膨らませたわたしは、これでどうだ。と大胆な行動に出た。
バスローブの胸元を少しはだけさせ、抱きしめた赤井さんの腕を胸に押しつけるようにして、もう一度赤井さんの名前を呼んだ。
「赤井さん」
さすがに、腕に柔らかい感触が触れたのに気づいたのか、赤井さんの顔がこちらに向けられて、わたしは思わずじっと上目遣いで見つめ返した。
「かまって?」
「っ…だ…めだ。
今は仕事中だ」
一瞬、雄味の増した顔をしたくせに、すぐにまた仕事モードに戻した赤井さん。
て、手強い…
もはや、何と戦っているのかわからなくなってるわたしだけど、ムキになって赤井さん誘惑作戦を続けることにした。
ソファーから降りたわたしは、赤井さんの膝の間に腰を下ろした。
PCと自分の間にわたしが入って来たことに驚いた赤井さんと目が合う。
「ほんとに、ダメ?」
そう言いながらまたバスローブからはだけた谷間を両腕で寄せて、赤井さんをじっと上目遣いで見る。
赤井さんはほんの少し顔を赤くしたと思ったら、すぐにパッと顔を逸らした。