【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第60章 二股の女? ☆
赤井side
沖矢昴のまま
そう言って変装も解かずに、サラにキスをした。
思えば出会った頃は、よく沖矢昴の姿のままこうしてキスをしたり、抱きしめたり触れたりしていた気がする。
サラのことが好きになればなるほど、違う男の名前を呼ばれることに嫉妬心を抱くようになったためか、可能限り赤井秀一でいたいと思っていた。
「ん…沖矢さん…」
「…偉いですね。
この姿の時はちゃんと沖矢呼びを徹底してくれて。」
「だって、沖矢さんも大好きだもん」
何も知らない人からしてみれば、この堂々とした二股発言も俺にとっては嬉しいことこの上ない。
「サラ…」
名前を呼んで、頬にキスをしながらベッドへと誘導し、サラの身体をゆっくりと倒すと、頬を赤く染めたサラの可愛らしい顔が視界に入った。
「沖矢さんって、紳士だよね」
「?」
「赤井さんは、どこか強引なところあるけど…沖矢さんは、ずっとこんなふうに優しく触る」
「優しい方が好き?それとも、強引な方が好みですか?」
「沖矢さんは優しい方がいい」
「なら、優しく触る…」
お望み通りに、サラの胸をいつもよりも優しくソフトに触れると、サラはピクッと身体を小さく揺らした。
「んっ…ぁ…」
「サラの身体、柔らかいですね…
柔らかくて、きめ細かくて…触れるのが気持ちいい」
耳元でそう囁きながら、指で胸の突起を優しく潰すと、更に身体をくねらせて高い声で鳴くサラ。
「ひあぁっ…ん」
強引にしている時より、逆に感度が高まっているように見えた。
すぐに理性を飛ばしてしまいがちな自分を律するために、優しく…優しく…と頭の中で繰り返し唱えながら、サラの太ももを手のひらで撫でた。
「んっ…ぁ…くすぐったい…」
「これも?」
サラから返ってくる答えはわかっているくせにワザとそう聞いて、太ももの間にあるショーツ越しに割れ目を指でゆっくりとなぞった。
「っあっ…や…ぁあっ」
ショーツの上から指を滑らせただけで、クチュ…と鈍い音が響いたそこは、もうナカが透けて見えそうなほど濡れていた。