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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第59章 愛に似てる




赤井side

おいおい。
どう考えてもそこは


「ダメ!二人きりのご飯、邪魔しないで!」


と言うところだろう??

俺の予想を遥かに凌駕し、サラはニコニコしながらいいよと言った。


こいつ…少しぐらい嫉妬しろよ…

そんな目でサラを見ると、ん?と首をかしげて何も分かっていない顔してこっちを見てる。

はぁー。
俺はデカイため息をつき、サラの手を引いた。


「?沖矢さんどうしたの?ため息ついて」

「いえ。別に……
如月さん。イタリアンでいいですか?」

「あ!うん!何でも好き!」


そうして、この3人での奇妙な食事会がスタートした。


「わたし、ペスカトーレが食べたいー!」


「サラの好きなもの頼んでいいですよ。
僕は何でも。」


「沖矢さんいつもそうだよね。
自分の食べたいもの食べたらいいのに」

「サラが食べたいものが、僕の食べたい物なんだよ」


この、バカップル丸出しのやりとり、如月はどんな気持ちで聞いているのか。
早くも3人での食事に後悔しているんじゃないか?


「あ、ごめんなさい。
如月さんも、食べたいもの選んでくださいね!」


サラは気を遣ってメニューを渡している。

違う…そうじゃない。
なに仲良くしようとしてるんだよ。


「…私も、食に特にこだわりないから…
甘いものは苦手だからそれ以外なら基本なんでも食べる」

「へぇー。沖矢さんに似てますね!」


そんなことを呑気に言うサラ。
似てますね!じゃ無い。
似てるから、俺が心移りしたらどうしよう。とか考えないのか?

まあ、心移りなんて地球が爆発するよりあり得ないが。


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