• テキストサイズ

【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第57章 クリスマスソングの続き ☆




ゆっくりと目を閉じると、大好きな赤井さんの匂いがする。
そして、愛しい体温にとくとくと鳴る心臓の音。

赤井さんの腕に包まれてるこの時間が幸せすぎて、じんわりと涙が溢れた。


「秀一って呼ぶのは、わたしが赤井さんになった時のお楽しみなの。
だからその時まで、とっとくの」

「そうか。
なら、俺もその時まで楽しみは取っておくか」


フッ…と笑いながらわたしを抱きしめ直した赤井さんは、わたしの耳元に顔を埋めてわたしだけに聞こえるように囁いた。


「好きだ」


もう何度もこの言葉を赤井さんからもらっているのに、未だにトクンと跳ねる心臓。

この言葉を聞くと、全身の力が抜けて安心する…

今もそう。


「わたしも、大好き」


好きと言われたら、好きと返すことができる。
それが奇跡なんだということも、赤井さんが教えてくれた。

来年のクリスマスも、再来年のクリスマスもこうして一緒に過ごせますように。

そう願いながら赤井さんの身体にぎゅーっと抱きついて、彼の腕の中でゆっくりと眠りに落ちていった。



/ 1733ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp