【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第57章 クリスマスソングの続き ☆
秀一に激しく愛されたあと、気付けば意識を失っていたわたし。
ふと目を開けると、ベッドの中で秀一の腕枕に自身のくたくたになった身体を預けていた。
目をこすりながら秀一の顔を見るけれど、どんな不意打ちの場面でも、どこからの角度から見ても、余すことなく秀一はかっこいい。
そんな彼の顔に惚れ惚れしながらまたコテ…と秀一の肩に頭を倒した。
「…寝ちゃってた…」
「お疲れ様」
目を覚ましたわたしに気付いた秀一は、わたしのおでこにキスをして微笑む。
どうやら、眠っている間ずっとわたしの髪を撫でていてくれたみたい。
「赤井さんの手、好き」
「赤井さん?」
「だって、もう日付変わったでしょ?
今日1日って言ってたし」
1日限定だった秀一呼びを、あっけなく赤井さんに戻したわたしを見て、赤井さんは少し不服そうに口を曲げた。
「赤井さんに戻すのか…」
「秀一って呼んで欲しいの?」
「…」
赤井さんに腕枕をされながら、じっと赤井さんの顔を見つめてみると、少し黙ったあと拗ねたようにコクンと頷いた。
かっ…可愛い…
いつもクールで大人なくせに、赤井さん呼びに戻しただけで拗ねてるの!?この人!
と、たまらなくなって赤井さんにぎゅーっと抱き着くわたし。
「うぅー…!!!」
「なんだ、どうした」
「悶えてるの!ニヤけてるの!!」
「なんだそれ…」
挙動不審なわたしに呆れながらも、赤井さんはわたしの頭をぽんぽんとその大好きな手で撫でてくれた。