【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第57章 クリスマスソングの続き ☆
そう微笑むと、秀一の唇はまたわたしの唇を塞いだ。
「んっ…」
「サラ…」
秀一がサラと名前を呼んでくれると、わたしの心臓は簡単に跳ねる。
出会ってから、覚めることない夢の中にいるみたいだ。
「…未だに名前を呼ばれるだけでこんなにドキドキせるんだから、秀一はどんな魔法を使ったの?」
「俺も同じだ。
お前に、秀一と呼ばれると鼓動が速くなる。
お前も魔法使いだったんだな」
そんな冗談を言いながら、わたしの頬に添えられていたはずの秀一の手がゆっくりと鎖骨を通ってさらに下へ…
そして、わたしの膨らみに秀一の掌が重なった。
ゆっくりと指を動かしてそれをくにくに揉まれると、わたしから甘い吐息が漏れた。
「あっ…こ、ここでするの?」
「お前が欲しくなった」
そう言った秀一は、わたしを後ろから抱きしめたまま、片手で胸を弄りながらもう片方の手はさらに下へと這わせていく。
身体を這う秀一の掌の温度が熱く感じて、わたしの胸がドキドキと音を立てて鼓動した。
「秀一…」
「ん…?」
「声、我慢出来ないよ…」
振り返り、はあはあと悩ましげな目をして秀一を見ると、彼は身体に触れるのをやめて、わたしをまた優しく抱きしめた。
「やめるか?」
そんなふうに優しく抱きしめながらずるい質問をするのは秀一の常套句だ。
分かっているのに、やめる。なんてとても言えないわたしは、ぎゅっと目を瞑って絞り出すように声に出した。
「やめない…ベッドでしたい…」