【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第56章 クリスマスソング
「んっ…しゅ…いち…」
「サラ…もっと名前、呼んでくれ」
「秀一…っんあ…っしゅういち…っ」
秀一と呼ぶたびに、わたしの胸の奥がキュッと締まった。
ただキスをしながら彼を呼び捨てにしてるこの事実だけで、わたしの興奮は更に高みに昇っていく。
「サラ…抱きたい…」
そう言いながら、服の中に手を入れてたどり着いた膨らみをゆっくりと揉まれると、ダメなんて到底言えない。
「んっ…わたしも…
気持ちよくして欲しい」
「決まりだな…」
そう言いながら、秀一は口角を上げてわたしの服を脱がし始めた。
と、その時
ピンポーン
わたしたちの甘い情事を遮るかの様に、部屋のドアベルが鳴った。
どうやら頼んでいた夕食が部屋に運ばれてきたらしい。
けれど、秀一はわたしとキスするのを止めようとしない。
それどころか、膨らみを揉んでいた手で、感じる突起をクリクリと摘んだ。
「っ…秀一…お料理来たよ?」
「あぁ…だが、俺にとってはお前の方がご馳走だ」
「っあ…ダメだよ…
せっかく秀一が注文してくれたのに…」
そんな見せかけだけのダメを赤井さんが聞いてくれるはずもなく、わたしの背中に手を回して下着のホックに指をかけた時
ぐぅぅう…
わたしの腹の虫が盛大に鳴った。
かああっと一気に顔が真っ赤になるわたしは、慌ててお腹を押さえて言い訳をする。
「ち、ちがうの!だって、お腹すいてて…」
「っふ…悪い。先に飯にしよう。
腹ペコサラさん?」
「は、恥ずかしすぎる…」
それに、わたしだってご飯食べるよりも赤井さんに抱かれたかった…
そんなこと思ってると知ったら、赤井さんはどう思うだろう。
喜んでくれる?それとも引く?
じっと赤井さんを見ると、赤井さんにはわたしの頭の中は透けて見えているみたいだ。
「夕食を取ったら、一緒に風呂に入って寝よう。
夜は長いからな」
耳元で、あのセクシーな低い声でそう言うと、あっさりとときめくわたしを他所に、部屋のドアを開けた赤井さん。
案の定、部屋の前にはホテルマンが立っていて、夕食の料理を乗せたワゴンが部屋の中に運び込まれた。