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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第56章 クリスマスソング




それに今日はこのまま家でゴロゴロかなと思っていた矢先、赤井さんから飛び出した提案にわたしは目を丸くした。


「え?どこに?なんで?」

「何でって、今日はクリスマスだろう?
今年のクリスマスは、2人で一緒にいろんな思い出を作ろう。」


赤井さんはそう言って、わたしの髪を愛しそうに撫でた。
ちゃんと、考えていてくれたんだ…
そうだよね…赤井さんはいつもそうだ。

他人のこと、考えていないように見えて実は誰よりもしっかりと気を配ってる。


「っ…うん!おでかけしたい!
赤井さんと一緒ならどこでも楽しい!
…一緒にいてほしい」


一緒にいて欲しい
そう言葉にした瞬間、涙が溢れた。

去年は、一緒にいたのに心がすれ違っていたから。

それを思い出すと、途端に涙が止まらなくなった。
あの日、気持ちって通じないとこんなにしんどいんだと何度も思ったことを、昨日のことのように思い出せる。

赤井さんはわたしの身体を優しく抱きしめると、優しく髪を撫でて甘い声で言う。


「一緒にいよう。夜までずっと手を繋いでいる。離さない」

「っ…ん。どこ行くの?」

「それは、到着してからのお楽しみだ」


そう言うと、赤井さんはわたしのほっぺに軽くキスをした。
いつも優しいけど、今日の赤井さんは特別に甘い気がする。

どんなクリスマスになるんだろう。

そんなワクワクとドキドキを胸に、わたしはベッドから起き上がると出かける準備を始めた。




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