• テキストサイズ

【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第55章 片想い




赤井side


キャメルと屋上庭園に着き、サラ達の姿を探した。


「いました!」


キャメルが指差すその先には、サラと弓弦くんが並んで立っている。

そしてよく見たら、サラの手を弓弦くんが握っていた。


「…あいつ…!」


もう我慢の限界だと、乗り込んでやろうとする俺をキャメルが止める。


「だ、ダメですよ!尾行していたことがバレます!」


それはそうだが、そんなこともう言っている場合じゃなくないか?

そんな俺の考えは正しかったと、次の瞬間思い知ることになる。


「俺、今日一日一緒にいて、やっぱりサラさんのこと好きです。」

「弓弦くん…」


どストレートに好きだと言われたサラは困ったように彼を見た。

そんな顔するなよ。
もっと嫌がるべきだろう?

サラが何か言おうとした時、弓弦くんはさらにダメ押しで言う。


「赤井さんと別れて、俺と付き合ってください」


何を言っているんだあいつは?

俺と別れろだと?!冗談じゃ無い。

我慢できずにあの告白ゾーンに乗り込もうとした時、サラが口を開いた。


「…ごめんなさい」



/ 1733ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp