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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第8章 恋をしたのは☆ ♪




もう!信じられない。
みんながいるパーティー会場のすぐ隣であんなことするなんて。

だけど、あのまま最後までして欲しいと思ってしまった自分もいる。
あのまま、最後まで…

ふと、こないだ赤井さんに抱かれた時のことを思い出す。
夢みたいで、宙に浮いてるみたいな感覚だった。


途端にかああっと顔を赤くし、複雑な気持ちでパーティー会場に戻ると、料理が運ばれてきているようで、コナンくん以外のみんなはカウンターの近くに集まっていた。


「あっ!昴さーん!こっちこっち!」


歩美ちゃんが手招きをしているので、沖矢さんは、はいはいとそちらに向かう。

これはチャンスとコナンくんに近づき、ずっと疑問に思っていたことを聞いてみた。


「ねぇコナンくん。
今朝の…灰原を守って欲しいって…あれってどう言う意味?」

「…え。赤井さんから何も聞いてないの?」


コナンくんが驚いたようにそう聞いてくるから、何となく自信が揺らいでくる。
赤井さんにとって、特別な存在だという自信が。

そんな大切なことも聞かされていないの?って言われているような気がした。


「うん…あまりお互いのこと話してないから」

「そう…。赤井さんは考えがあって話していないのかもしれないね。」

「でも、知りたいの。
…例の組織と関係があるの?
それなら、わたしも何か協力できるかもしれない」


自分からもうこんな闇の世界は嫌だと逃れたくせに、結局自ら組織関連のことに首を突っ込もうとしているとは、我ながらまったく懲りていないな。と思う。

コナンくんは少し考えた後、多分言えること言えないことを頭の中で仕分けして言葉を紡いだように見えた。


「赤井さんの恋人、ジンに殺されたんだ。
灰原はその人の妹で、灰原を守ることは、赤井さんと彼女の約束だったみたい」


それを聞いて、わたしは頭が真っ白になった。
情報量が多すぎる。

赤井さんの恋人って、前に名前だけ聞いた宮野…明美さん?
ジンに殺されたの…?
妹を守る約束…?妹もジンに狙われてるの?


「哀ちゃんは…一体何者なの?」

「悪いけど、それ以上は言えない」


その一言で、答えが出たようなもんだ。
哀ちゃんも、例の組織に関係があるんだ…


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