【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第8章 恋をしたのは☆ ♪
呆れたように言う沖矢さんは、わたしを壁に追い詰めると唇を奪い、ドレスのスリットから太腿を撫でた。
「あッ…」
思わず甘い声が漏れる。
思えば沖矢さんにこんな風に触られるの、初めてだ。
沖矢さんはそのままわたしの耳元に舌を這わせると、耳元で囁く。
「他の男に選んでもらったドレスですよ?
今すぐ脱がせたい」
いつの間にか太腿を撫でていた手が、徐々に脚の付け根に移動して、ショーツ越しにわたしの敏感なところをさすった。
「やぁッ…」
びくんと身体を跳ねらせると、沖矢さんはわたしの口内に舌をねじ込みながら、ショーツの隙間から指を侵入させた。
クチュ…くちゅ…
「ん…ァ……っ…」
舌とアソコ両方に刺激を与えられ、今にも飛びそうな意識を沖矢さんにしがみつきながら必死に繋いだ。
「だ…めッ…立ってられない…」
絶頂が近づいてきて、ガクガクと脚が震える。
赤井さんの匂いがする沖矢さん。
赤井さんと同じ触り方をしてくる沖矢さん。
同じ人なのに顔が違うから、別人に犯されてる気分になる。
「沖矢昴に触られてもこんなに濡らすんですね。
誰でもいいんじゃないですか?」
「いじ…わるっ…ぁッ…」
だんだん指のスピードが速くなり、一気に3本指を入れられた。
じゅぷぷ…
と先程よりも水音が響くと、わたしの脳が痺れた。
「やっぁぁア…」
頭が真っ白になり、ドクンドクンと身体が脈打ち、立ってられずにわたしはその場にへたり込む瞬間、沖矢さんがわたしの身体を支えて抱きしめた。
「…も…ひどい…いくらドレスが似合わないからって、こんないじめる事ないじゃない。」
沖矢さんの背中に手を回しながら、絶え絶えの息を整えてそう言うと、沖矢さんはわたしを抱きしめる力を強めて言った。
「いっそ似合っていなければまだ許せた。」
「え…?」
どう言うこと?と首を傾げるわたしに、沖矢さんは両手でわたしの頰を包んで言う。
「似合っているから、腹が立つんですよ」
「う、嘘」
「嘘かどうか、帰ったら教えてあげますよ。
ベッドの上で、今の続きをしながらね」
意地悪そうに耳元で囁かれ、かああっと顔を赤くするわたしを見て沖矢さんは笑う。
「フッ。イジメがいがありますね。…戻りましょうか。」
そう言ってわたしの手を引き、控室を出た。