【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第51章 HANABI ☆
サラが言う「ダメ」を全て論破した俺は、今度はサラの浴衣の裾の隙間から手を入れて、ゆっくりと太ももも撫でた。
「や…で、でも…有希子さんがせっかく着せてくれたのに…」
「有希子さんに言っておいてくれ。
可愛すぎて、我慢できずに赤井さんがすぐに脱がしました。と」
そう言いながら、帯を緩めると、サラの綺麗に着付けられていた浴衣がはだけた。
襟をずらして肩を露出させると、白い肩が時折花火の光で揺らめく。
「サラ…」
名前を呼びながら、肩口と首筋に後ろから舌を這わせ、ちゅ…と吸い付いて、サラの浴衣と揃いの赤い金魚を肌に泳がせた。
白い肌に、俺がつけた金魚が映えて、まるで自分の名前を書いているような感覚に陥る。
「赤井さんッ…」
「ん?」
「赤井さんのせいだよ…」
何が?と、サラの頬にキスをしながら、続きの言葉を待つと、サラは顔を赤くしながら言う。
「…エッチしたくなっちゃったよ…バカ…」
「花火はいいのか?」
「い、いじわる…」
「悪い…可愛すぎて…」
そう言いながら、俺はゆっくりとサラの帯を解いた。
する…とサラの浴衣が先ほどよりもはだけて、もうほとんど裸に浴衣を羽織っているだけの状態になる。
「あっ……ね、ねぇ…中に入ろ?」
「花火見るんだろ?」
「みっ…見るの?…ッッあっ」
部屋の中に入ってしようと言うサラの提案は即却下。
俺は自分の上に乗せていたサラを抱き上げ、俺が座っている隣にまた座らせた。