【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第50章 Today was a fairytale ☆
赤井さんがヤキモチを焼くときは、決まってこんな風にたくさんキスをしてくれる。
キスをしながら、小さくわたしの名前を呼んで、またキスをする。
お前は、俺のものだろ?と言われてるみたいで、ドキドキして心が忙しい。
キスをして、またキスをして、ゆっくりわたしの身体はベッドに寝かされた。
「…赤井さんみたいな先生だったら、わたしすっごく勉強頑張ったんだろうな…」
「俺は教師には全く向いてない」
「そう?きっと女子高生に大人気の先生になるよ!
…でもやだ。
赤井さんを女子高生に取られちゃう…やっぱりやだ!!」
想像しただけでゾッとして思わず赤井さんにぎゅーっと抱きつくと、赤井さんは少しだけ呆れたように笑いながらわたしを抱きしめ返す。
「やだって…
じゃあ、お前だけの先生になってやるよ」
「え…?」
「ほら、先生キスしてくださいは?」
突然真顔でそんなアブノーマルなことを要求してくる赤井さん。
わたしは顔を真っ赤にして言い返す。
「や、待ってよ。
全然先生っぽくないし!
わたしも女子高生の気分になれないよ!」
「…なら形から入るか」
そう言って赤井さんが持ってきたのは、以前赤井さんが酔った勢いで購入したコスプレコスチューム達。
その中からセーラー服を掴むと、ずいっとわたしに差し出した。
「ほら、これ着たら女子高生気分を味わえるだろ」
「は、恥ずかしいよ!」
あの時は、そういうノリだったから着たけど、今改めてこれだけ着ろと言われると恥ずかしすぎる…