【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第50章 Today was a fairytale ☆
褒められることに慣れていない俺は、まだウィークポイントを並べられる方がマシだったかもしれない。
気恥ずかしくて、それ以上に嬉しいと思ってしまい、思わずサラの唇を奪いたくなった。
ゆっくりと離すと、サラはまだ言う。
「ほら、こんなふうに強引にキスするところとか、そっくり」
「…もういい。わかったから」
俺はそう言いながら、サラを抱き上げた。
「ご、ご飯は?!お腹空いてるんでしょ?」
「先に、サラを食べることにするよ」
そう言いながら頬にキスをして、サラを優しくベッドに下ろした。
そして、自身もベッドの上に乗り、サラの頬に手を添えた。
「…こんな風に頬に触れて来るのも、そっくり」
「ホォー。」
「でも…赤井さんのほうが、かっこいい…」
サラは俺の顔をじっと見ながらそんなことを言う。
俺はガラにもなく顔が熱くなり、咄嗟に口元を覆って目を逸らした。
「少女漫画のヒーローには負けるだろ」
「ううん?
赤井さんは世界で一番かっこいいもん…
かっこよくて、自慢のわたしの恋人。
大好き…」
そう言いながら、今度はサラから俺にキスをくれた。
バカだな…
お前の方が、俺にとって世界一可愛い自慢の彼女なんだよ。
サラの可愛いけれど短いキスでは足りなくて、今度はまた俺からサラの唇を奪った。
「っん…ッ」
2人から漏れた吐息と唇の温度が溶けた気がした。