第49章 bluebird　☆

ゆっくり唇を離すと、今度はサラの髪を耳にかけながら、耳にキスをした。


「んっ…」


思わず声が漏れたサラを抱き上げ少し浅瀬に連れて行くと、岩を背にしてまたサラの唇を奪う。


「ん…ッ…あ、かいさ…」

「ん？」


サラが俺の名前を呼んでもキスを止めない俺の腕を、サラがぎゅっと掴みながら言う。


「ダメ…」

「だめ？」

「…だって、外だし…」

「海で思い出作るんじゃなかったのか？」

「思い出って、そう言う意味じゃ…っんッ…」


つべこべ言うサラの口を、またキスで塞いだ。

ふと下を見ると、サラのTシャツが水で完全に透けていて、中の水着のシルエットが妙にいやらしく見えた。

俺はサラの膨らみに手を添え、Tシャツ越しでゆっくりと揉んだ。


「や…っ…ダメって言ってるのに…」


可愛い声で抵抗するサラ。


「もう、黙れ…」


耳元で少し低めの声でそう囁くと、サラはビクッと身体を揺らした後、大人しく俺の舌に自分の舌を絡めた。

やめてやるなんて無理だ…