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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第49章 bluebird ☆




とにかく、このサラの格好をこれ以上誰にも見せたくなくて、ビーチの一番端まで連れて行くと、ちょうど岩陰に囲まれている入り江のようなところを見つけ、そこの岩のくぼみにサラを座らせた。


俺はサラを追い詰めるように両手を岩につき、サラはそんな俺を見ながら恐る恐る聞いた。


「あの…赤井さん…怒ってる?」

「怒っていないと思うか???」


俺にしては珍しくフッと口角を上げるも、目が全然笑っていない。
そんな俺を見てサラはどんどん顔を青くして行く。


「…い、いつからいたの?」

「お前が、挑発的な格好をしながらビーチで男に愛想振り撒いている時から」


そんなトゲしかない言い方で、オブラートに包む余裕もなく怒っている俺を見て、サラはしゅんと下を向いた。


「別に、愛想振り撒いてないもん…」

「振り撒いてた。ニコニコと笑顔で。」

「それは…接客だから仕方ないじゃない」


そうやって反論してくるサラに、俺は思わず語気を強めて叱りつけた。


「いい加減にしろ!
あんな、襲ってくださいと言ってるみたいな格好して。
…今だってそうだ。
頼むから、もう少し自覚してくれと何度も言ってるだろ?!」


そう言って俺にしては珍しく怒りを表に出しながら、サラの首から下を見る。

白いTシャツにうっすら黒い水着が透けていて、下はTシャツの裾から生脚がすらっと伸びている。

こう言う格好は、俺の前だけにしろって何度も何度も何度も言ってるのに。

そこまで言うと、流石に俺が怒っているのが怖くなってきたのか、サラは泣きそうな顔をしてしゅんと下を向いた。

そして、子供みたいに拗ねた声で言い返してくる。


「ちゃんとTシャツ着てるもん」


違うんだよ…そのTシャツが逆効果なんだよ…
全く伝わっていないじゃないか…


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