【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第49章 bluebird ☆
赤井side
「焼けたわね…キャメル…」
俺に付き合って一日中炎天下の下にいたキャメルは、肌が真っ赤になっていて、ジョディが呆れながら言った。
幸い、帽子をかぶってパラソルの下にいた俺はそこまで焼けておらず、キャメルに申し訳ない気持ちになってくる。
「まぁでも、何事もなくサラさんもバイトを終えたようですし、我々は撤収しますか」
「そうね。帰りましょ。
秀はどうする?」
「俺は、あいつを車で乗せて帰るから。
お前ら先に帰ってろよ」
「…ほんと自分勝手ね…了解」
去り際までジョディに小言を言われ、全く反省していない俺は、次からはキャメルだけ呼ぼう。と思いながらサラを探した。
見るとゴミ袋を持って、トコトコとゴミ捨て場に移動している。
水着の上にTシャツ1枚。
またあんな格好して…
下、なんか履けよ…
ハラハラしながらサラの後を尾けると、ゴミ捨て場でさっき店にいた男に腕を掴まれている。
言わんこっちゃない。
「俺のサラに汚い手で触りやがって」
そう思った俺は、静止役のキャメルがいない今、何の障壁もなく、サラの肩を掴んだ男を一瞬で制圧した。
そんな俺を目をまん丸にして見るサラ。
そして、どうしてここにいるの?と言いたげなサラの腕を引き、当てもなくズンズンと前に進んで行く。