【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第49章 bluebird ☆
赤井side
サラを観察してると、どうやら呼び込みを終え、海の家の中で接客対応をしているようだ。
「…ここからじゃよく見えないですね」
キャメルが目を細めながらポアロの方を見ている。
「まさかまだあの格好をしているんじゃないだろうな…」
「近くまで様子見に行きますか?」
FBIの任務中よりも真剣にサラを見張る俺に、俺に従順なキャメル。
俺たちの様子を見てジョディは呆れた様子で言う。
「私ここで待っているから、行ってきなさいよ」
ビールを飲みながら、しっしっと手のひらで俺たちを払いのけるような仕草をするジョディ。
「赤井さん。行きましょう」
そう言ってキャメルは張り切ってポアロのすぐ隣にある海の家のパラソルの下を確保した。
ホシを見張るために、いち早くポジションを見つけるところがFBIらしい。
キャメルが確保したパラソルの下のビーチチェアに座り、サラにバレないように帽子を目深にかぶりながらサラを見た。
「…あいつ、まだあんな格好してるのか…」
相変わらず、サラは水着にあのフリフリエプロン。
そして、ポアロの中にいる客は殆どが男。
「…全員の目を潰して回りたい」
「あ、赤井さん…冗談きついです」
「冗談じゃない。本気だ」
俺の本気すぎるテンションに、さすがのキャメルも若干引き気味だ。