【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第7章 この夜を止めてよ☆
ベッドの中で、くて…と力を失っていると、赤井さんがミネラルウォーターを持ってきてくれた。
「飲むか?」
「欲しい」
受け取って飲もうとした時、赤井さんが口に含み、口移しで水を飲まされる。
「んっ…」
流し込まれた水をコクッと喉に通すと、幸せな味がした。
赤井さんは裸のわたしに、パジャマを手渡してくれた。
「着るだろ?」
「着ない。このまま朝まで…くっついて寝たい」
「…勘弁してくれ。
そんなことをしたら夜通し襲ってしまう」
そう言いつつも赤井さんは、渡そうとしていたパジャマを床に置き直し、自分もボクサーを履いただけでまたベッドに戻ってきた。
そうして赤井さんは、わたしの頭を引き寄せ、
おやすみのキスをしようとする。
「サラ…す
「あっ!!!」
」
赤井さんが何か言いかけたと同時に、わたしも重要なことを思い出し、つい大きな声を発した。
「わたし、赤井さんに渡したいものがあるの!」
「?何?」
「あ…取ってくる!」
そう言ってわたしは自分が裸だと言うことに気づき、
咄嗟に二人で寝ていた布団を身体に巻きつけて、自分の部屋に向かった。