【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第47章 黒い猫の歌 ☆
「ん…」
ジンの舌が絡む。
まるでわたしの全部、食べ尽くすような、嫌な舌遣い。
しばらくキスをした後、ゆっくりジンの手がわたしの太ももを撫でた。
「っん…待って、いきなり…?!」
「俺は、面倒なことはしない主義だ。」
そう言ってジンは、わたしの履いていたショーツをずり下げると、くちゅ…と指を沿わせた。
キスだけで、わたしの身体は少し濡れていたけど、挿入するにはまだ足りない。
そんなこと、お構いなしにジンはわたしの秘部に自分のモノをあてがった。
そして、無理矢理、狭い中をこじ開けるようにして、中に入ってきた。
「あ…いっ…た…」
ミチ…ミチと、ジンが中に入ってくるたび、痛みが走る。
ひどい男。
こんなの、レイプと変わらない。
そんな男とわかってて、今こうしてるわたしも、ひどい女か。
「ジン…」
繋がったまま、ジンの目を見た。
セックスしてるのに、瞳は相変わらず氷みたい。
わたしは、思わずジンに抱きついた。
この人の闇は、計り知れない。
だけど、わたしを殺してくれるのはこの人かもしれない。
「ジン…殺して…わたしを」
「あぁ。」
ジンは強引に腰を振った。
ゴムも付けずに、ベッドにも連れて行かずに。
真正面から繋がった体勢で、ジンの猛攻を受け止めてると、ジンはわたしの両脚を持ち上げ、わたしの身体を抱きかかえた。
さっきよりも、より深いところにジンの大きくなったモノが刺さって、わたしは思わずびくっと身体を揺らした。
その時、腰を振っていたジンが、そのままわたしの首を掴んだ。
ぐ…と力を込められると、息が苦しくなる。
「っ…っく…は…」
「連れて行ってやるよ。天国に」
「っあ…や…っぁあっ」
ズッズッズッ
首を絞められながら、ジンの腰が打ち付けられるたびにわたしから高い声が出る。
最低な行為。
愛なんてないのに、どうして気持ちいいと思うんだろう。
わたしの心は、とっくの昔に壊れてるのかもしれない。
しばらくジンがくれる快感と恐怖に身を捩らせていると、ジンから白濁の液がわたしのナカに出された。