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【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第46章 HAPPY BIRTHDAY ☆




赤井side


「…サラ…」


俺の首に腕を回して抱きついたまま、サラはぐったり身体の力が抜けている。


「も…ちから入んない…」

「シチューとケーキは?」

「…食べる!」


食べるのかよ。
フッと笑って俺はサラを抱きしめた。


サラの額にキスをしてやると、サラは嬉しそうに笑った。


「起きて食うか?」

「うん。起こしてー!秀一さーん」


ワザと秀一と呼びながら、サラは両手を開いて甘えてくる。


クソ…可愛いな…

そう思いながら、サラを抱き上げてやり、ダイニングチェアへ座らせた。


シチューをもう一度温め直して、皿に盛り付けるとサラは大喜びでスマホで写真を撮る。



「別に、変わり映えしないいつものシチューだろ?」

「ちがうよ!全然違う!
特別な今日だけのシチューだもん!」


そう言って写真を何枚も撮った後、サラは満面の笑みでスプーンに乗ったシチューを口に運んだ。


「んーー!美味しい!」

「…サラ、何度も言うが、欲しいものあったら言えよ?」


これでもこの年齢にしてはなかなか稼いでいる方だと自負している。
サラが欲しいものは何でも買ってやりたい。

サラはうーん。。と考えた後言う。


「あ。欲しいもの、ある!」

「何だ?言ってみろ」

「…赤井さんの腹筋触り放題券…」

「……お前、もっと欲深く生きろよ…」

「え?!めちゃくちゃ欲深いでしょ!?」


そう言うサラに、俺は痺れを切らしてダイレクトに聞く。


「たとえば、服が欲しいとか、バッグが欲しいとか、靴が欲しいとか、時計とか車とかマンションとか、何かあるだろ?」


車とマンションは完全にジョディの戯言が尾を引いているが…
前半に並べたものは、女性が欲しがるものと言えばで俺が思い浮かぶものたちだ。


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