第46章 HAPPY BIRTHDAY ☆

わたしの中に入る前に赤井さんがゴムに手を伸ばしたのを、わたしは咄嗟に止めた。


「…サラ…？」

「あ…つ、つけないで…」


わたしの大胆な要望に赤井さんは少し困惑しながらわたしを見た。


「そ、その…今日は、わたしと赤井さんの間に何も入ってほしくないの…直接、赤井さんと…したい」


大胆なお願いをしすぎたかな…
そう思っていると、赤井さんが正面からわたしの脚を広げて身体を割り入れた。

ぬち…と入り口に、熱い肉棒があてがわれると、一気に腰を前に押し進めてくる。


「あぁぁッ…」


赤井さんと一つになるのが嬉しすぎて、わたしは思わず挿入された状態で赤井さんの首に抱きついた。


「赤井さん…大好き」

「サラ…」


赤井さんが髪を撫でながらこっちを優しく見る。
あぁ。この人がそばにいてくれるだけで、わたしは何もいらない…

赤井さんの首に腕を回して、赤井さんと繋がった状態で、わたしは精一杯の幸せを伝えた。


「人生で一番幸せな誕生日だよ…」


赤井さんは、わたしの目の涙を舌で拭った。
まぶたにキスをして、頬にキスをしてその後唇に一度。

そして、わたしの髪を撫でながら、瞳をまっすぐのぞいたままわたしに言葉をくれた。



「サラ…生まれてきてくれて、ありがとう。
…愛してるよ」



「っ…赤井さん…」



そして赤井さんは、我慢の限界が来たのか、腰を大きく引いて一気に打ちつけた。


「やっ…あぁあ」

「サラ…」


赤井さんの腰のスピードが加速するにつれ、結合部から出る卑猥な水音もだんだん大きくなってくる。

ズプズプという音がわたしの欲望を掻き立てて、もう頭が真っ白になりそうだ。


「っあぁっ…も…だめ…」

「俺も…っ…」


赤井さんの眉が歪んだとき、わたしは咄嗟に彼に抱きついて言った。


「中に出して…」

「言われなくても、引き抜く余裕なんてない…」


はぁはぁと息を重ねて、わたしと赤井さんはほぼ同時にイッた。