• テキストサイズ

【R18】You belong with me 【赤井秀一】

第45章 A Whole New World ☆





赤井side


秀吉に帰るからとメールを送ったら、


「結局由美タン、お酒飲んじゃって結婚の話進まなかったよー!」


と返事が来た。

しょうがない奴らだな。まったく。

と言うか、結婚したとしてあの彼女が母さんと馬が合うとは思えんな…
まあそれはサラも同じか…

車を運転しながら不意に隣を見ると、サラが熊の耳をつけたまま助手席ですやすやと眠ってる。

朝早かったからな…

信号待ちで車が止まったとき、俺は自分の上着をサラにかけてやった。

「んー…赤井さん」

寝言で俺の名前を呼ぶサラ。

サラの頭には俺が買ってやったくまの耳がまだついている。

今日の夜絶対このままの格好のサラを抱いてやると心に決めていたが、
これは、帰ったらベッドに運んで寝かしつけてやることになりそうだ。

まぁいいか。それだけでも十分幸せだ。

チラチラと横目でサラの寝顔を覗きながら、俺が運転する車が家に着いたのは23時ちょうどを少しすぎた頃だった。


「サラ。家に着いたぞ。
部屋まで自分で歩けるか?」


すやすやと助手席で眠るサラの肩を揺らしながらそう聞くと、サラはむにゃむにゃと言いながら目を擦る。


「んー。むりぃ。ねむいよーシャワー浴びたいー」


はぁ…これが8つの歳の差か…
そう思いながら、俺は運転席を降りると、助手席のドアまで周り、ドアを開けてサラの肩を揺らす。


「サラ。ほら、抱き上げてやるからこっちに手を伸ばせ」

「んんー…抱っこ…」


サラはそう言いながら、甘えるように俺の首に腕を回した。


/ 1733ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp