【R18】You belong with me 【赤井秀一】
第44章 Back to December ☆
本当にこいつには敵わないな。
「そうだな…」
フ…と笑ってサラの額にキスをしてやると、サラは俺をじっと見ながら言う。
「…手、つなご?」
「あぁ…」
俺はまた右手でサラの左手を握った。
サラは俺の手に頬を擦り寄せてくる。
「大好き…」
「っ…サラ…動くぞ…」
もう我慢の限界で、俺は思わず腰を引き、最奥まで突いた。
ズズッ
「っあぁあ」
「っは。サラ…ッ…」
大事なサラに、何度も快感に身を任せて腰を振った。
可愛くて、宝物で、世界一大切なサラを何度も突いて、その度サラから悲鳴のような喘ぎ声が漏れる。
「しゅ…っぁあ」
「サラ…サラ…好きだ…」
「っわたしも…」
「っ…何と言えば、伝わる?
好きだとか言う言葉じゃ、伝えきれない。
お前のことがどれだけ好きで、どれだけ大切か、どうしたらお前に全部伝わるんだろうな…」
腰を振りながら、サラの頬を撫でてそんな言葉が溢れた。
そんなこと、言われても困るだろう。
そう思って、聞かなかったことにしてくれとサラに伝えようとすると、サラは俺の背中に腕を回してしがみつきながら言った。
「伝わってるよ…秀一が、わたしのこと想ってくれてるの…ちゃんと心で伝わってる」
「サラ……」
俺は、繋いだサラの手を離すと、サラの身体を両手で力一杯抱きしめた。
愛しすぎて、もうおかしくなりそうだ。