第11章 ※※始まりました交流会
呪霊はピッタりと距離を取りながら走ってきた
大きな木の根を波のように出しながら
「恵!に…加茂…先輩?」
「なんだこれは!!」
「結花に狗巻先輩!?」
『逃げろ』
先輩が呪言を使うと2人の足が動いて走り出した。
とりあえずある程度逃げて、呪霊を引き付けた
「何故高専に呪霊がいる」
あれがこの前五条先生を襲った呪霊の一体ということ、
いろいろ話した
「まぁ、五条先生のところまで距離取って後退━━━━━━━」
「加茂先輩!!後ろ!」
後ろにはあの呪霊が居て、恵のスマホが割られてしまった
折角の連絡手段が…
『動くな』
「術式 門前雀羅」
「苅祓!!」
「チッ」
恵と加茂先輩と私とで攻撃を仕掛けても呪霊には傷1つつかなかった
【やめなさい愚かな児等よ】
「うわっ……」
気持ち悪い、言葉は分かるけどなんか……うえぇ!
伏黒目線
「気持ち悪ィな…!!てか結花鼻血……」
「あっほんとだ…」
【私はただ、この星を守りたいだけだ】
この星を守りたいなんて呪霊が思うのか?
結花の鼻血止まんねぇし
「呪いの戯言だ。耳を貸すな」
「低級呪霊のソレとは違いますよ」
加茂さんは戯言というが、こいつは特級。
本当に思って実行しようとしているのだろう。
【死して賢者となりなさい】
いきなり根が張ってきて俺らを追っている。
どこまでも着いてくる。なんなんだよ。
「大丈夫ですか狗巻先輩に、結花」
「しゃけ」
「ふご……だひじょふぶ!」
結花の鼻血は止まらずティッシュで常に覆っている状態だ
こんなときに出血が止まらないなんて
「来るぞ!!」
『止まれ』
「………挿頭!!」
「百斂」
狗巻先輩の呪言と、結花の呪術で足止めをして
加茂さんで攻撃
結花にいつその呪術を覚えたと聞いたら
うーん思いつき。
なんて言われた。思いつきで相手を拘束って…
なんとかこれを繰り返し外まで来た
「鵺、狗巻先輩と結花が止めてくれる。
ビビらずいけ。」
ボタボタ
「狗巻先輩!」
「先輩……!」
狗巻先輩も限界か……結花はまだ行けるか…?
だが鵺ももう、、、
呪霊に加茂さんも吹っ飛ばされた。
圧倒的にこの呪霊は格上