第8章 夢
結花目線
東京観光!!!
「え゛」
恵はあんま行きたくなさそう
「TDL!!」「中華街!」
悠仁と野薔薇から東京ではない場所の名前が聞こえてきた
五条先生が咳払いをして
「では、行先を発表します。……六本木」
六本木と聞いた2人の目がキラキラして可愛い
でも、そんなキラキラも直ぐに消えてしまった
「居ますね呪い」
「嘘つきーーーー!!!!」
「六本木でも違ぇじゃん!」
大バッシングが飛んできた。五条先生に。
今回は野薔薇と悠仁が行くらしい
私と恵は五条先生とお留守番
野薔薇達がどこまで出来るか知るための実地試験らしい。
五条先生は最後、悠仁に宿儺は出さないように
と忠告して、2人は建物に入っていった
『やっぱり俺/私も行きますよ』
恵と声が被った。やっぱ心配なんだ。
だよね。初日で任務だもん。
「2人とも病み上がりなんだから無理しないの。結花はさっき泣いたばっかでもっと疲れてるでしょ?」
「う、、、」
「今回試されてるのは野薔薇だからね。それに、さっき突然泣いちゃった理由も知りたい」
泣いた理由。あの野薔薇がだって……
私の夢が本当になってしまったらどうしよう。予知夢だったら?
正夢だったら?
いつ起こるか分からない。そんなの話せない。
怖いよ
「すみません……嬉しくて…」
苦しい言い訳をした気がした。でも、前から言ってたし嘘とは思わないだろう。
「やっぱそんな嬉しかったのか」
恵はビックリした表情を浮かべていた。
でも五条先生は私の嘘に気づいたのかコッチを見つめていた。
何も言わずに、ただ見つめるだけ。
なんか騙しちゃった気分だな
でも、これだけは絶対に言えない。誰だろうと。
不安にさせてしまうだろうから。私が気にしていればそれでいい。
違うかもしれないもんね。
話していると呪霊が窓から出てきた。
「祓います」
「恵待って」
ザクザクザクザク
呪霊は釘刺しになって祓われた。
あれが野薔薇の呪術
「いいね。ちゃんとイカれてた」
野薔薇と悠仁、それから中にいた男の子が出てきた
「お疲れサマンサー!」
五条先生は子供を送ってきてからご飯のことを話していた
「今度こそ飯行こうか」
ビフテキ!シースー!
みんなで盛り上がった。楽しかった。
でも