第6章 ※※いざ高専へ!
結花目線
「…んぁー!」
後頭部が痛い。そうだ殴られたんだった。誰に運んで来てもらったんだろうと、考えてたら五条さんがピースしながら顔を覗き込んできた。
「おはよう結花。まずは合格おめでとう!制服はそのままでいいよ。あと恵と任務行ってもらうから!明日」
「明日?!」
なんにも聞いてないし、合格して明日に任務っていいの?
なんか寒気するし、行きたくないな
「仙台だよ?仙台!行きたいっしょ?」
「行きたい!」
もともと旅行っぽいのは好きだし行きたい。
そうして上手く乗せられ任務に参加する事になった。
呪術師業界では人手が足りていなく、学生の私達が繰り出されることがあるそうな。
翌日
仙台についた。いつもの黒制服ではなく、普通のシャツで、高校に行けとのこと。
「恵君!仙台!仙台だよ!」
初めて来た仙台にはしゃいでいると、恵君は顔を青ざめていた。
「如月。はしゃいでる場合じゃない。特級呪物がない。」
「え…」
私の顔も一気に青ざめていく。その特級呪物の脅威さは事前に伊地知さんから聞いていた。やばい
私達は校内を潜入捜査という形で探して回った。
そして辿り着いたこのラグビー場。
呪霊が浮かんでいる。
「ここ、死体でも埋まってんのか?」
「高校に死体とか考えてたくないんだけど」
「まあそうだな。呪物の影響かもしれない。早めに見つけるぞ」